◇ 下着パンツのＤＡＢの位置づけ ◇ 108

＝パンツを失禁の観点から分類＝

ＤＡＢパンツは男性用である。
先日、尿疾患で重症用はどのようなものがあるか調べ、サンプルを取り寄せてみた。
その結果、失禁パンツは対応できない重症者用のものがあることが確認できた。

男性股間の症状から次に４つに分類できる。

普通パンツ　≦　 ＤＡＢパンツ 　＜　 失禁パンツ　 ＜　 パンツ以外の装具

それぞれランク（症状の重度）をつければ、０≦１＜２＜３　となる。
漏れの状態から、
・【０】の範囲においては、ほぼ漏れはないが、小用後に陰茎管に残った尿がパンツにつく
　程度。ただし、陰茎が包茎、擬似包茎の場合は尿が管に残っていることもあり、パンツに
　尿がつくことがある。DAB以外のパンツではあちこちにに尿が付着する。
　⇒普通のパンツ
　
・【１】の範囲では、３０歳代までは正常であったが、４０歳以上になったら、尿の切れが
　悪くなったり、５０や６０歳～になると、老化現象で尿管の張も弱まってくる。咳、力ん
　だり、クシャミをすることで尿が漏れることがある。
　高齢になると、身体の衰えによって昨日できていたことが今日はできなくなることもある。
　指が痛くなったり、指でつまめなくなったり、指パンチンの音が出せなくなったり、動作
　が緩慢に　・・・と。

　これらのことによって、小用時に素早い動作ができなくなる。
　その点、DABパンツの構造がシンプルであるために、小用時には、ファスナーを下げ、
　DABパンツのカンガルーポケットの上を下に下げると、陰茎が出るので直ちに放尿をする
　ことができる。
　⇒陰茎と陰嚢が別べつの部屋

・【２】の範囲では、失禁であるから尿を吸収するパットがパンツに組み入れてある。
　市販の失禁パンツでは3～5重にしたものもある。40ｃｃや80ｃｃまで吸収できるのがある。
　しかし、陰茎から出た尿は、陰嚢、陰毛などついたりし、股間がスッキリしない。
　⇒尿を吸収素材パンツ

・【３】の範囲は、パンツ以外に装着するもので、陰茎にシリコンでできた少々固めのコン
　ドームのようなものを付け（サイズあり）、その先にチューブをつけ、チューブの先には
　尿を溜める袋がある。この袋を脚にマジックベルトで装着する。

　これは、尿はいつ出てもＯＫである。袋には２サイズがあり、350ccと750ccがある。
　袋に溜まった尿は袋の下部分からコック式で排出することができる。外出時でも
　トイレ（公衆トイレの大の部屋）で簡単に排出させることができる。即ち、装着した装具
　を外す必要がない。
　この装具用のパンツとしてＤＡＢパンツを一部改良することで対応可能である。
　
　この商品は、下記のＵＲＬで閲覧できます。　
　http://www.coloplast.co.jp/about/
　
　●ＤＡＢパンツのお問い合わせは下記へ
　[e-mail]　

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