◇ パンツの生地どんな素材がいいか？ ◇ 138

◇　ニット素材について　◇

市場で販売されている男性パンツは、綿100％のブリーフ型ではフェイス素材が対部分で
ボクサー型では化繊（ポリエステル、ナイロン等）が多い。

Ｑｕｉｋ＆ＤＡＢパンツで素材にこだわっている理由は、肌に直接触れること、汗吸収性の高い綿100％を求めていた。また、アレルギー性の肌を持っている人に対応するためでもあった。

人体工学的からするとお尻の部分の伸縮度合いを考慮すると、綿95％＋ポリウレタン5％の素材が機能的には一番良いようだ。
天然素材としてテンセル100％もあるがオプション・オーダーに対応することにした。

◆　素材の特性

・　デザインと伸縮性と効率性
　　ポリウレタン５％含んだ生地で、パーツ数を少なくすることはできる。
　　しかし、パーツ数を増やし、その部分縫う箇所が多くなるが生地を効率良くなり
　　無駄が少なくなる。また、生地の伸縮方向を９０度回転して利用することで身体の
　　変化に対応できるようにできる。
　
・　試作し、日常生活の中で着用⇒洗濯⇒着用の繰り返ししてみた。
　　例として、
　フェイス ：　数回の洗濯で、伸縮力が弱くなる。伸び方向が変形する。
　スムース：　数回の洗濯後でも肌触り力は維持できている。
　ベアテン：　数回の洗濯後でも伸縮力は維持できている。
　天竺　 　：　数回の洗濯によって、弾力が弱くなる。
　
◆　身体の動きにフィット感の良い素材はベアテンであった。
　　この生地は、体にフィットするので改良後のＱｕｉｋ＆ＤＡＢパンツでは
　　ピナクルが穴から抜けることがほとんどないことが判明した。

　　ベアテンと言っても混紡素材がいろいろある。
　　例　：ベアテン＝　天竺、綿９５％ポリウレタン５％
　　　　　　 　　　　＝　綿・ポリエステル・ポリウレタン混紡
　　　　　　　　　　 ＝　レーヨン９５％ポリウレタン５％
　　　　　　　 　　　＝　綿９５％（強撚）ポリウレタン５％ 　　　
　　　　　　　　 　
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