◇ 重症失禁の方用のパンツ：３ ◇ 112

＜以下、ＤＡＢアルファをコラボできる装具の体験記＞

市販されている器具（シリコンゴム製のコンドームのようなもの：商品名：セキュア-）
に陰茎を挿入し、その先には排尿管へ接続する。ただ差し込むことでＯＫ。

排尿パイプの先には、脚に装着するレッグバッグが接続されている。
そこに排尿が溜められる。　レッグバッグの容量は350ｃｃと750ｃｃがある。
（別に、600ｃｃ、1500ｃｃ、2000ｃｃなどがある）

成人男性の膀胱容量は約200ｃｃであるから蓄尿容量としては十分である。
即ち、一晩３回小用で起きる人でも750ｃｃを使えばトイレに行かなくてもよい。

これを装着しても違和感はほとんどない。
重要な点は陰茎つけるセキュアーのサイズである。現在３サイズとなっている。
セキュアーが陰茎から抜けないようにするためのゴム製の特殊両面テープの
ようなものがある。
セキュアーは毎日交換することになっている。即ち１日１個使うことになる。
使い捨て？　　モッタイナイ！！

使った感想は、初回利用して翌日に捨てるのではなく殺菌洗剤で洗い、その上
水で洗い、陰干しで再利用可能ではと思った。しかも２回目に装着するときに
ゴムがいくらか柔らかくなって扱い易くなったと感じた。

但し、セキュアーの更なる改良が必要と感じた。
１．素材をもっとやわらかく、装着しやすくしてほしい。しかも抜けにくく。
２．対象になる男性陰茎の研究とそれにフィットする形状にする。
３．製品化の試行と実行
ＤＡＢパンツ開発者として、機能はもとより性能についてあるべき姿の案は持っている。

放出した尿は、蓄尿バッグに入る。
一旦つけたら夜になるとこれらを付けたままで横たわって寝ることになる。
蓄尿された尿が管から逆流するのではとの危惧があったが、テストした結果、
逆流して管へ戻ることはなかった。
蓄尿バッグに溜まった尿はバッグの下からコックをｏｆｆにすることで放出することができる。

蓄尿バッグを取り付ける位置が重要となる。
脚の長さが股下75ｃｍを例に説明すると、通常は膝下の位置に取り付ける。
すると、バッグの排出コックの位置が黒こぶし付近になってしまう。
外出時はその上に靴下を履くことになる。パンフレットに記載されているような
位置になる人は、身長が180ｃｍくらいの人である。

蓄尿バックからの排出は、簡単であった。装着した状態でズボンの裾を一寸あげて
排出パイプ（塩ビ？）をペットボトル口に差込み、コックをＯＮで排出される。
ＯＦＦで止まる。これは良くできて居ると思った。
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